2011年3月に大震災が発生しました。東京電力管内では計画停電が行われ、スーパーマーケットや百貨店の店内も暗くなっていました。消費電力の中で照明にかかる比重はとても多く消費電力の少ないLED電球は大変有効ですが当時はLED電球の出始めでしたのであまり普及はしておらず照明を間引くしかありませんでした。また当時は演色性も低くRa60~70位の製品でしたので演色性が大切なスーパーマーケットや百貨店では導入されていませんでした。
LEDの弱点は赤色系の演色性が低いことです。そこで弊社は電球色や白色の素子と一緒に赤色素子を組み合わせて演色性を上げることが出来ないか考案し中国の提携工場の技術者と共に研究し何度も試作しました。そして完成したのが今でも好評頂いている高演色の精肉鮮魚シリーズ(BH-0826H2・BH-2026H2)です。マグロや赤身のお肉、明太子、イクラ等は赤色が一番大事ですので照明の演色性が低いと黒っぽく鮮度が落ちて見え、売り上げに影響します。また最近、技術が向上して演色性の高いLED素子が作れるようになりましたが高演色でも電球色だけで白身魚に使用した場合には黄色っぽく鮮度が落ちたように見えます。弊社の精肉鮮魚シリーズは赤色と電球色と白色素子の3色を使用している為、白身魚も新鮮に見えます。
弊社では2011年に精肉鮮魚シリーズを開発して以来、演色性に拘ったLED電球を企画開発しています。またインターネット販売に特化することで余分な流通経費や人件費を省くことで低価格での販売を可能にしています。
また弊社では2019年より世界初のジョイント特許技術を使用したアクリル製品の共同開発を発明者と行っています。アクリルは硝子より透明度が高く割れにくいので様々な商品に使われていますが加工は接着剤やビス止めです。この特許技術を使用すると分解組み立てが可能で再利用出来ますのでアクリルケースの場合、移動も簡単で輸送コストも下がり保管スペースも減ります。最近では新型コロナの飛沫感染防止のアクリルパーテーションもこの技術で製造しています。
2021年で創業20周年を迎えて社名を株式会社バイコムからビーライト株式会社に改称致しました。これは社名のバイコムよりも最近では商品名のビーライトとお客様から呼ばれることが多くなりましたので20周年を機に商品名を社名にすることといたしました。
これからも良い商品を開発して皆様に喜ばれる会社となるよう努力していきますので引き続きご支援ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。